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脱コルセット:到来した想像(新刊本)

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「脱コルセット:到来した創造」
著 イ・ミンギョン
訳 生田美保 オ・ヨンア 小山内園子 木下美絵 キム・セヨン すんみ 朴慶姫 尹怡景
2022年3月30日発行
タバブックス
四六判336ページ


ルックス至上主義、規範的女性性に抵抗する脱コルセット運動。韓国の若い女性たちが化粧品を捨て、髪を短くした写真をSNSにアップ、急速に広まった。女性らしさを「電撃的に打ち切る」強いアプローチを取った背景とは。イ・ミンギョンが「脱コル」実践者たちと対話し、読解を試みた渾身の1冊。

脱コルセット運動は、苦痛や搾取、虐待を今、この場所で経験している女性たちの人生を変える最適のツールだった

目次

日本の読者のみなさんへ  イ・ミンギョン
0 観念から感覚へ
1 女から人へ
2 する自由からしない自由へ
3 努力から忘却へ
4 美しさから痛みへ
5 平面的な自我イメージから立体的な自分へ
6 美の観点から機能の観点へ
7 男性の他者から、女性として同一視された女性へ
8 画一的な日課から多様な日常へ
9 順応から違反へ
10 分裂から統合へ
11 今、ここから、別の世界へ
12 死から生へ
13 さあ、次の世代へ



女性は脱コルセットに参加していくなかで、美に対する強迫観念にはじまり、自ら参戦すると言った覚えもないゲームに出場していることにくり返し気づかされる。その終着駅には総体的なライフプランがある。規範的女性性は、女性が「母性を持った異性愛者」であることを前提とする。

脱コルセットはルックス至上主義に代わって多様な美しさを追求するが、だからといって「より幅広い選択の自由を求め、自分らしく生きよう」というメッセージを中心とする運動ではない。むしろそうした既存の流れを積極的に批判することから飛び出した運動だ。

脱コルセット運動の闘争相手は自分自身である。影響力を生み出すメディアや社会構造は批判するとしても、結局は、欲望をつきつめ、内面化された圧力と闘わなければならないのだ。どんな闘いよりも逃げ出したくなるこの闘いをやり抜き、同時に、一つの強迫を別の強迫に置き換えたりせず、新しい突破口を作っていく女性たちに敬意を表したい。

―本文より



(出版社HPより引用)

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